News / Nunn Road / 2001 / No.77 9th Aug. 2001
お天気に恵まれたナニアのランタン祭り、その翌日の日馬合同盆踊り大会と、子ども達はランタンを作り、おだんごを作り、盆踊りを踊って思い出に残る夏の
行事になったことと思います。実行委員の方をはじめ、おいしい一品料理を作ってくださったり、伴奏、歌の担当、画像をホームページに送ってくださった方、
皆様に感謝しています。お陰様でナニアのホームページにも、明かりのともったランタンが輝いています。
さて、8月は一時帰国や旅行などで子供たちの数も3分の2に減り、さみしい月になりました。そして、特に残念なことは、今年6月に入園したたかのりくん
が急遽本帰国が決まり、予定を変更してペナンへ帰ってきてナニアで最後の2週間を過ごす事になったことです。突然ナニアに帰ってきたたかのりくんを見てう
れしそうに側に行く女の子、なつかしそうに話をする男の子、そして楽しい遊びがどんどん始まりました。この光景を見ながら、この小さな子ども達は、ここで
こんなに大切な人間関係を作っているんだ、そして、この喜びに満ちたこの時間は、たとえ短い間であっても、彼らの内面に大切に育っているんだと感じまし
た。こんなに早くお別れするのはとても残念ですが、たかのりくんに出会ったこと、子ども達も保育者も心より感謝し、これからもすくすくと大きくなっていか
れることとお祈りしています。
シュタイナー教育を実践している教師は、よく寝る前に、子ども達のこと、特にその日不安定だったりした子のことをよく考え祈ります。教師(大人)の祈り
が、精神界で睡眠中の子ども達の精神に働きかけ、その子達が目覚めた時、問題があったことなど、その子自身が自分でよい方向に持っていこうと働きかけるよ
うになるからです。私自身、在園中の子ども達をはじめ、帰国した子供たちのこともよく祈ります。(数が増えたので一度にはできませんが・・) 私の場合自
分が励まされ、いいエネルギーをもらいます。たとえ地理的に離れていてもこうして繋がっていると信じています。
=ひとみ先生とのお別れ=
御主人のお仕事の関係で、約半年の間子ども達を一生懸命お世話してくださったひとみ先生とお別れすることになりました。いつも笑顔のやさしいひとみ先生が、子ども達は大好きでした。どうもありがとうございました。
9月からは中国系マレーシア人のポーリン先生が来て下さいます。
<行事予定>
8月17日 ひとみ先生お別れ会
8月18~9月2日 おやすみ
9月3日 3学期スタート
子ども達の着替えが終わってお話までの間に、アンティーオンの部屋(台所)がとても忙しくなります。洗ったコップやお皿を拭く子、ふいたお皿を運ぶ子、
ランチョンマットやナプキンを干す子、と・・・年長さん年中さんを中心に交代でやっています。小さい子も時々真似しています。子ども達はお手伝いが大好き
です。
毎週水曜日はパン焼きの日。焼いたパンは半分はおやつで食べ、半分は持ち帰ります。持ち帰ったパンを家族みんなで分けて食べたり、兄弟姉妹で分けて食べ
たりと言う心暖まる話をよく聞き、うれしく思いました。子ども達が一生懸命粉や卵、バター、イーストを混ぜて作るパン、飾り用のアーモンド、ひまわりの
種、干しブドウを配ることも、作ったパンをのせた鉄板を台所に運ぶ事も、作った後の掃除も、みんな手分けしてやってくれます。だからなおさらおいしいので
しょうね。
次の学期の行事、感謝祭(収穫祭)に間にあうようにと、畑にロングビーンや四角い豆の種まきをしました。9月になったらもっと種まきするつもりです。
簡単な針仕事として紹介したスターマット、年長さんの中には何枚も挑戦したり、また年中さんも少しずつはじめています。
自由遊びの時間に歯医者さんや病院ごっこがよく行われます。場所を設定したり、ルールを作ったりするのは、大きい子中心ですが、小さい子も患者さんの人形を持ってよく病院に通っています。保育者も何度かお世話になり、注射や点滴、薬と至れり尽せりです。。
ランタン祭りの日、アグネスさんのパスタの作り方を教えて欲しいと言われるお母さまがいらっしゃいましたので、ここに載せます。 ”Spaghetti Alla Carbornara” スパゲッティ又はパスタ 240g ベーコン(小さく切る) 200g ガーリック(小さく切る) 小10個 パルメザンチーズ 1パック 塩 大さじ1 1) 沸騰させたお湯の中に塩を入れる 2) ベーコンを弱火で炒める 3) 2)にガーリックを加え弱火できつね色になるまで炒める 4) スパゲッティをゆでる 5) ゆであがったスパゲッティを3)の中に入れ、3分間混ぜる 6)パルメザンチーズを加え、均等になるまで混ぜて出来上がり |